かつろくの里
新庄市近郊の丘陵地に建つかつろくの里は、お年寄りが心豊かに生き、健やかに老い、自分の力で人生をより楽しいものとするために、入居するお年寄りがそれまで住んでいた自宅と変わることの無い「普通の生活」で住まうことができる施設づくりとしている。
施設は、定員88名(内ショートステイ8名)で、10人程度でユニット形成した、ユニットケアによる特別養護老人ホームとしている。その他、老人デイサービスセンター、在宅介護支援センターを併設して、それぞれを5つの棟にわけた分棟式の平面計画としている。
施設の玄関となる管理棟のロビーには囲炉裏を配したコーナーを設け、各ユニットの共用部分には「古民家」をあしらった家庭的なデザインを、特徴付けて設けてある。入居者の居室も木材や木調の建材を使用することで、和風の趣を前面に出している。
建築主
社会福祉法人 新庄かつろく会
竣工年月
2003年7月
主要用途
老人福祉施設(特別養護老人ホーム、老人デイサービスセンター、在宅介護支援センター)
所在地
山形県新庄市
構造・規模
鉄筋コンクリート造平屋建
延床面積
5,188.84㎡