上山の家(構造設計協力)
築150年以上の古民家の改修した高気密高断熱住宅です。内部の骨組を残して既存建物を解体し、新たな外皮となる外壁・屋根を再構築しています。既存柱梁材を生かし、かつ、効果的に耐震性や断熱性能を高めることが出来る改修計画です。
断熱性能を確保するために、屋根面には厚い断熱材を入れることになります。屋根面は235mmの垂木を一方向にかけて構成し、垂木上下に合板を釘打ちすることで、高い水平剛性と曲げ剛性を持った屋根版としています。建物外周部に設けられた耐力壁に適切に地震力を伝達するとともに、冬期間には100cmにもなる積雪荷重に耐える屋根を実現しています
Project Details
設計監理
渋谷達郎+アーキテクチュアランドスケープ
竣工年月
2016年2月
主要用途
住宅
所在地
山形県上山市
構造・規模
木造平屋建て+土造2階建て
延床面積
157.52㎡