みずほの里
当施設は厚生労働省が全面的にユニットケアの方向性を打ち出す以前に計画された施設である。しかし、施設側との話し合いの中から、より個人の生活環境に配慮した施設とするために、当時としてはまだ事例の少なかったユニットケアの考え方を採用した施設計画としている。施設は大きく4つの居室群(ユニット)からなる。それぞれが中央の多目的スペースに連結しており、居室は食事や団欒などを行える「デイルーム」と名付けたスペースを囲むように配置している。居室群のうち2つは主に4人部屋(個室型4床室)で構成され、もう二つは個室からなる居室群と主に2人部屋からなる居室群で構成されている。
建築主
社会福祉法人 みゆき福祉会
竣工年月
2000年3月
主要用途
指定介護老人福祉施設
所在地
山形県上山市
構造・規模
鉄骨造地上2階
延床面積
4.883㎡