戸沢学園
戸沢村の小中学校の統廃合にあたり、中学校改築と小学校増築によって村の小中学生が一堂に集まる小中一貫教育校の計画です。
私たちが提案したのは、小中一貫教育校としての一体感やつながりが各所で生まれるつくりです。
管理共用棟を中心に小中学校棟が中庭を介して向かい合うコの字型の構成としました。
3棟が適度な距離を保ちつつ、中庭越しに「見る・交わる」関係が各所で生まれると考えました。
出会いや発見に満ちたとざわホール・とざわ学習センター、上下階をつなぐオープンな階段が中庭に面して配置され、学校の移動体験を魅力的にしています。
小中学校棟は各学年の教室を全て2階に配置し、屋根の木造小屋組みが室内に表れるのが特徴です。豪雪地域における冬季間の生活学習環境に開放感と木のぬくもりを与えています。
アプローチ正面の外観は、三つの門型のプロポーションが村の新しい教育交流拠点のシンボルとなるようにデザインしました