いいで旅館 別亭 遊鯉龍門がま亭
約100年前に建築された民家を移築・再生した建物である。
1階には原形そのままの和室が3室、かまどがある懐かしい雰囲気のテーブル席、ヒノキと陶器の浴槽が楽しめる天然温泉かけ流しの家族風呂があり、2階にはステージを備えた大広間がある。
建物の形状は移築前の姿(曲がり屋)を基本に、そのまま継承した部分と新たに手を加えた部分から構成されている。
材料はできる限り再利用し、建築時から建物を支えてきた力強い柱や梁(桁梁は長さ10.5間(約20m))を内部に表している。
玄関を入ると、建築主と親交のある俳優片岡鶴太郎氏により描かれた4間(約7m)にわたる鯉の屏風が来客を迎えてくれる。
建築主
いいで旅館
竣工年月
2009年6月
所在地
山形県飯豊町
構造
木造
延床面積
491.35㎡
移築後
移築前