大江町まちなか交流館「ATERA」
大江町では「最上川の流通・往来及び左沢町場の景観」が「重要文化的景観」に選定されており、本建物も文化的景観の重要な構成要素に特定されています。
昭和10年代に建設され、もともとは銀行として使用されていましたが、空き家となり、平成25年に大江町に寄贈されました。左沢の町場にある建物で、戦前唯一の鉄筋コンクリート造建物です。
町では建物の利活用と中心市街地活性化のために検討を重ね、「耐震改修」・「劣化補修」・「内装改修」を行い、本建物は大江町まちなか交流館「ATERA」として生まれ変わりました。1階がカフェ、2階が40畳程度の多目的スペースとなっています。かつて舟運で栄えた大江町左沢の新しい交流の拠点として賑わいを創出することを期待します。