社会医療法人公徳会 佐藤病院
佐藤病院の外来病棟の改築です。佐藤病院が掲げる「地域の中で医療と福祉が融合し地域おこしに役立つこと」という目標を踏まえた設計を実施しています。
・施設全体の軸となる『メディカルストリート』
多数の病棟や施設が建てられた敷地内に東西を横断するメディカルストリートと名付けた通路を設けています。施設全体の軸として施設利用者やスタッフが利用し、敷地内に一体的で豊かな回遊性を生み出しています。
・建物のランドマーク『メディカルウォール』
この建物は山形県の主要幹線道路である国道13号線沿いに建設されています。国道13号線沿いとなる建物東面のファサードをメディカルウォールと名付け、施設全体の象徴となるシンプルで力強いデザインとしています。佐藤病院の新しい顔を創り出しました。
・明確なゾーニングと地域との交流
建物内部は各部門を明確にゾーニングすることで利用者とスタッフにわかりやすい建物としています。スタッフの作業効率を上げるとともに、各部門内の静けさを確保しています。
また、ロータリーの脇に地域とのふれあいや出会いの場となる交流広場を設け地域に密着した施設としています。
建築主
社会医療法人 公徳会
竣工年月
2014年3月
主要用途
病院(精神科・心療内科・内科・児童精神科・老年精神科)
所在地
山形県南陽市
構造・規模
鉄骨造3階建
延床面積
5,242.91㎡