「スクリュープレート工法-ねじ節鉄筋を用いる機械式定着工法-」開発・性能証明取得業務

性能証明第02-15号
2002年11月

性能証明申込者:朝日工業株式会社

本技術は、JIS G 3112 の異形棒鋼の規定に適合するねじ節鉄筋「ネジエーコン」を使用し、雌ねじを有する定着金物「スクリュープレート」を、このねじ節鉄筋の端部に結合することにより、異形鉄筋をコンクリート部材に定着する技術である。鉄筋と定着金物の間に生じるがたは、樹脂グラウト材または無機グラウト材を充填する方法でなくしている。

「スクリュープレート定着工法研究委員会」(国際科学振興財団 朝日工業株式会社)において、窪田先生が単体の引抜き定着試験、今井先生(筑波大学)がト型部材実験、藤原と岩舘(鈴木建築設計事務所)が設計指針の作成を担当した。定期的に東京と大阪で交互に会議を開催して、成果をまとめていった。実験計画から審査証明取得まで約1年半を要した。審査は日本総合試験所で行なわれ、部会は菅野先生(広島大学)と田才先生(横浜国立大学)が担当された。

機械式定着法は高層建物に限られておりまだまだ一般には使用されていないが、最新のJASS5で梁下端の上向き定着が推奨されるようになってきているので、機械式定着が一般化するのも間近ではないかと思われる。

2018-11-29T16:42:45+09:002002年11月12日|
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